FLAT HOUSE + ONE ROOM

床面積15坪の可能性が詰まったお家。
玄関⇄キッチン⇄リビング⇄洗面室、その全てを開け放すと一つの大空間になる。
平面から間取りをつくることが全てではなく、暮らしの風景や、日常の時間を大切にする思いからできあがった空間。

できるだけ最小限の面積で、効率的かつ快適に暮らすためにはどうすればいいか。
通路となる廊下を失くすこと、対角線が抜けるように視線を誘導すること。扉を開け放つと一つの大きな空間になること。視線が上にも抜けること。これらすべての要素がこの15坪の平屋には組み込まれて設計されている。
窓の位置にもそれぞれ意味を持つ。採光のための窓、換気のための窓、視線が抜けるための窓。
坪数の数だけに囚われると、家は制限が生じて窮屈になっていく。大切なのはその場で家族がどのように暮らしていくか明確にイメージすることである。