マンションリノベーションの可能性
専有面積73.99㎡(22.38坪)のマンション。
この限られた空間の中で、
・3LDK
・土間スペース(3.6畳)
・WIC(2.3畳)
・水回り(洗面脱衣室、WC、浴室)
・廊下
を配置いたしました。
子供たちが巣立っていき変化したライフスタイル。
コロナによって変化した暮らしへの考え方。
そんな変化とご夫婦お二人の要望を踏まえ、今の暮らし方と時代に合わせたリノベーションとなりました。
繋がると仕切る
元々の間取りは専有部の真ん中に廊下があり、その廊下から各居室に入るつくりでした。
今回のリノベーションで居室は廊下と切り離し、居室同士が繋がる間取りの計画を。
全てが繋がることでLDKとも繋がり、3LDKからワンルームのような間取りに変化させることも可能です。
普段は使わない動線
コロナが流行したことにより、病気になった時の過ごし方についての考え方にも変化がありました。
そこで、感染した人としてない人の接触をなるべく避けるため、感染した人を隔離できる部屋を設けることに。
その部屋からWCや洗面台に向かう動線は、
隣接する土間スペースにある扉からWICを抜けて行ける動線になっており、接触を避けられるようにしました。
普段は使わない扉なので、なるべく壁に溶け込ませられるよう扉自体を壁紙で巻き込んでいます。
既存を活かす
リビングには元々床暖房が入っており、床暖房を活かすため既存のフローリングはそのまま下地として活かし、その上に塩ビタイルを張りました。
キッチンは既存の位置のままで、造作キッチンに入れ替えを行うことに。
元々あった上吊り棚と垂れ壁を撤去することで、位置は変わらずとも以前よりも開放感のあるキッチンに生まれ変わりました。