ご実家を減築リノベーション。
住宅街にめいっぱい建っていたご実家を減築することで、中庭ができました。
中庭ではBBQをしたり、子どもが安全に遊べたり、
その光景を眺めることができる喫茶スペースも欲しい。
そんな暮らしへの想いがかたちになりました。
集うための庭と快適な住まい
元々二世帯住宅を想定して作られていたこのお家は、一家族が暮らすにはとてもおおきな家でした。
そこで、耐震やメンテナンス性、周辺環境を考慮しつつ
「住宅街にある家の庭のあり方」をコンセプトに計画していきました。
そしてたどり着いたひとつのかたちが「減築の庭」でした。
1. 廊下だった場所を喫茶スペースに
元々、部屋までの通路だった廊下は、減築が生まれた庭があることで、
人が留まれる場所になりました。
庭を眺め、庭で遊ぶ子どもの様子を見ながらも作業できる場所になりました。
外と内がつながりできたこのスペースはリノベーションならではの魅力であり、
このお家の個性になりました。
2. 脇役だった”廊下”がお家の中心的存在に
廊下には床暖房を備え、エアコンもあります。
床は寝転がれるように、汚れに強い畳のような素材を採用しました。
夏や冬も快適で、掃き出し窓を開けるとウッドデッキエリアに出ることができます。
3. その他にも見どころがたくさん
1階には、四畳ほどのファミリークローゼットや、家族が並んで使える広い洗面台。
キッチンはセパレート型で、天井が高く、構造の梁がアクセントになっています。
2階の多目的スペースはシアタールームのような空間になっており、壁面には専用クロスを使用。
廊下は、減築により東側から朝日がふわっと入る窓を計画し、朝起きていちばんに心地よい空間が広がります。
—————————————————————————————————