築123年(1900年1月新築)の古民家をフルリノベーション
遡ること明治の時代に建てられた民家。令和の時代になり空き家になってしまいました。
築後123年、このまま解体され兼ねない状況だった古民家は、リノベーションによりもう一度時を刻むこととなりました。
劣化箇所を補修し、断熱・耐震性能を格段に向上させ、現代の暮らしに適応するとともに、歴史の気配を感じられるように丁寧に計画していきました。
リノベーションの在り方「価値を加える家」だけではなく「戻す家」に
元々畳の下に敷かれていた古材板を今一度建物の内装の随所に。フローリング、窓枠、手すり、カウンター。お施主様自身が丁寧に木を磨き上げ、建物への思いがより深いものとなっていきました。
土壁は元々の土壁を解体後、土を保管しもう一度仕上げとしてお施主様自ら壁に土を塗り直しました。
これらの仕上げは違和感なくそこにあり、時を戻すことはできませんが、
素材自体の歴史がこれまでの長い時の静けさを纏う独特な空気に包まれます。
ご予約制になっております。
モリタ装芸classicaLは「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2022」総合グランプリを受賞しました。詳しくはこちら。