前回に引き続き、私の家づくりの話です。
今回は土地探しについて、書いていきます。
先にお伝えしてくと長くなります…
これが家を建てる前の土地の写真です。
柿畑と丘
西蒲区の上堰潟公園の奥の古い団地の一区画を購入しました。
この土地を買うまで約2年間土地探しをしていた気がします。
(土地探しの最中で子どもが生まれ、中断していた時期もありますが…)
以前は中央区・西区と利便性の良いところに住んでいました。
職場への距離も近いし、欲しいものや食べたいものも大体近場で済むのでとても住みやすかったです。
ただ、子どもが生まれて家づくりを始めようとしたとき、今の住んでいる近くで家を建てるイメージがなんだか湧いてきませんでした。
夫婦共に田舎で生まれ育ったということもあり、景色が良くてのどかな場所を無意識に求めていた気がします。
最初は西区や江南区で周りが開けて見通しの良い土地を探していましたが、まぁそんな土地はありません。
そもそも今の住まい周辺で探そうとすると土地価格が高くてとても手が出ませんでした…
建物には予算を十分に残したいし、住む場所は何より大切だ。
はてさてどうしたものかと、悩んでいるうちにどんどん時間が過ぎていきました。
そんな中、妻と温泉旅行へ出かけたときの、あたり一面が山に囲まれた風景がずっと印象残っていました。
自分は山や森など起伏のある風景が好きなんだなと実感しました。
しかし新潟市は広大な平野なので、景色が開けているところも基本的に平らなところが多いのです。
起伏のある風景を臨む土地を探そうとすると、おのずと西蒲区か秋葉区になってきました。
そして土地探しから2年後、角田山の麓のこの土地に出会いました。
景色は申し分なく、初めて見に行った時は1時間くらいずっといました。
そして値段は安く、広さも十分です。
しかし、この土地を見つけてから即購入を決意したわけでもなく、何回も現地に訪れてはどんな家になりそうか、風は強いのか、周りに商業施設はあるのかなど、かなり検討しました。
特に職場への距離は一番のネックで、通勤時間がいままで10分だったのが平日は1時間もかかるので、はたして生活が成り立つのか悩みました。
結果的にこの土地で建てることを決意するのですが、
「この土地で建てなかったきっと後悔するだろうなぁ」という思いが一番の後押しでした。
「まぁ遠いのはなんとかなるか」と考えることを放棄した結果でもあります。笑
家づくりは土地選びで半分以上は仕事が終わっているような気がします。
その土地に馴染むように、その土地を生かすように設計するので、自ずと土地に従うことになるからです。
どんな暮らし方をしたいのかで選ぶ土地は人それぞれですが、私には不便だけど景色の良いこの土地が合っていました。
土地探しの段階で自分のこれからの生き方まで考えさせられる、そんな時期でした。
(毎日の通勤は慣れました。笑)
まだ次回に何を書くか決めてませんが、引き続き家づくりの話を書こうと思います。
よろしくお願いします。