住宅ローンに関して②

こんにちは!

今回はネット銀行の住宅ローンに関してお伝えします。

 

最近、ネット銀行が気になるというご相談をよくいただきます。

地方銀行の住宅ローンと比べると、全てスマホと郵送で対応できるという手軽さと、低金利で、年々取扱金額を伸ばしており、気になる方も増えているようです。

普段からネット銀行を利用してる方ですと、繰り上げ返済もスマホから行えますので、一見、よいことが多いように見えますが、注意点もあります。

一言でいうと、とても「機械的」です。

 

【ネット銀行で住宅ローンを組む際の注意点】

①自分で手続きをすべて行う必要がある

②融資承認までに時間がかかる

③建物が完成してから融資が実行される

④審査が厳しい

⑤諸経費がかさむ

 

例外もありますが、上記が注意する点です。

 

①自分で手続きをすべて行う必要がある

ネット銀行は窓口がなく、対面で気軽に相談ができません。

また、地方銀行と異なり、建築会社が書類の提出を代理で行ったりすることもできません。

 

②融資承認までに時間がかかる

書類の提出が郵送ということもあり、融資の承認や実行までに時間がかかります。

万が一、書類に不備があると、大幅に融資のスケジュールがずれ込む場合があります。

土地から購入する注文住宅の場合は、土地の売買や建物の工事のスケジュールに融資が間に合うように、早いタイミングから準備と手続きが必要です。

 

③建物が完成してから融資が実行される

融資実行が、建物完成後になりますので、土地の費用や建築費の支払いはつなぎ融資を利用する必要があります。

つなぎ融資を用意していないネット銀行もありますので、豊富に自己資金を用意しない場合は、選べるネット銀行も限定されます。

 

④審査が厳しい

ネット銀行は保証料が必要ありません。

そのため、銀行は独自に返済してもらえないリスクに備える必要がありますので、必然的に審査が厳しくなります。

基本的には自己資金が必須で、建築計画の2割~3割の現金の用意が必要です。(審査内容にもよりますが、フルローンでの計画はかなり難しいと思います)

 

⑤諸経費がかさむ

事務手数料はまとまった費用が必要です。

また、つなぎ融資を使う場合は、そちらの金利や諸経費も必要です。

 

以上より、建売やマンション購入との相性は悪くないですが、注文住宅との相性はあまりよくないのがネット銀行です。

上記の内容を容認できるようでしたら、検討の1つに入れるのも方法かと思います。

 

住宅ローンの状況は日々変化しています。

ベストな借り方は人それぞれですので、おうちづくりを検討し始めたら、早い段階で借り入れ計画の組み立てをお勧めしております。

ご興味がございましたら、ご家族皆様でお気軽にご来場ください。