大きな子供とハヤシライス。

幾つになっても何かに没頭し周りが見えなくなる姿はまるで子供のようです。

前回に続き、半年点検後のメンテナンスで夕方に「ROMO」E様のお家へ
私と設計の石川、監理の原田でお邪魔させていただきました。

今回のメンテナンスの内容からすると3人態勢は多いのですが
これには理由があります。というよりも半ば強引に私が連れて行きました。

といいますのも、もともとはわたし一人でお伺いする予定でありましたが
当日のお昼にE様から電話が。

E様「諸橋さん、ハヤシライス好きですか？」と。
私 「・・・？　好きですが？どうしましたか？」と。
E様「いや、夕ご飯でもご一緒にハヤシライスでもいかがかなと思ったんですが
　　 諸橋さんトマト嫌いって言ってましたよね？」
私 「いえ、大好きです（即答）。Eさん、みんな呼んでもいいですか？」
E様「ぜひみんなで来てください。たくさん作っておきます。」

と、簡単にいうとこのような経緯です。
実際はもっと会話に感情がこもってましたが絵文字とかは省略します。

すぐに二人にことの事情を説明。
満場一致にて
石川・原田「絶対行きます。」と

これまでも何度かお邪魔させていただいておりましたが、
お引き渡し後にこの三人で伺うのは初めてだった気がします。

あれからもう半年か。と、時が経つのが早く感じます。
お子様のK君が小学校入学前でした。
今や、学校のテストで100点3枚とったとか宇宙の難しい本を読んでたりと
どんどん大人への階段をのぼっています。

お家につくとお香の香りと心地のいい音楽がお出迎え。
E様にとっては何気のない、いつもの生活。
私にはどこか旅行にでも行ったかのようなわくわくする気持ちになりました。

早速、原田と2階にて補修作業を。E様立会いのもと数分で作業が無事に終わりました。

1階では奥様が夕ご飯のお支度を。タタミコーナーではK君と石川がじゃれています。

カプラです。最新版積み木とでもいいましょうか、今どきの積み木です。
K君と少し興奮気味の大人二人が自分が一番の作品を作ってやると言わんばかりに
積み始めました。※写真参照
この3人、一つのことに集中しだすと周りが全く見えなくなるようです。
少年が3人いました。

キッチンでは旦那様がハヤシライスを、奥様が庭で収穫したジャガイモを使ったガレットを。
最高に美味でした。ダイニングテーブルを囲いみんなでの食事は最高の雰囲気です。
多くの会話が飛び交い笑い合うこの光景はなんだか親戚のお家に遊びに来たような感覚になります。

〆に梨と濃いめのコーヒーを出していただきました。
至れり尽くせりのメンテナンスで感謝の一言です。
本当にゆっくりさせていただきました。

帰り際、
E様「次回は泊りに来てください、お酒でも飲みましょう。」
三人「すぐ来ます。」

E様は暮らしを楽しんでいて、このお家が大好きなんだと感じました。
いいお家、いい土地。いい素材。
それだけでは本当に幸せなくらしはできないと思っております。
どう楽しむか、どう暮らしたいか。それを少しずつでも実現していくこと。
まだ半年ですがE様のその空間をつくるお手伝いができたことがとてもうれしく思います。

これからお家づくりを考えている方にも同じようにお手伝いできるよう努めていきたいと感じました。

石川はご飯とカプラをしに来ました。

モリタ装芸
諸橋。