デジモ?の自由設計
この書斎はある一冊の建築雑誌から生まれました。
建築好きのご夫婦の要望はリビングを中心として常に家族の存在を感じられる空間でした。
食事の支度をしているとき、
ソファに座ってくつろいでいるとき、
タタミの空間でうたた寝をしているとき、
そして本を読んでいるとき。
そんな日々のありふれた日常を家族で共有し楽しく暮らしていきたい。
このような願いを込めて計画は始まりました。
その中の一つの要望が大量の本やCDを収納できる棚のある隠れ家のような書斎でした。
「こんな図書館のようにしたい」
それはある建築雑誌に載っていた那須塩原にある図書館でした。
その図書館は本だけでなくさまざまな展示物や言葉が点在する空間をまるで森の中のように自由に歩き回ることで、
共感覚を生み出し、新しい気づきや学びにつながることを意図した建築でした。
必然か偶然かこのコンセプトが家のイメージとマッチしました。
日々の生活の中で感覚が研ぎ澄まされる住宅
家族が共に進化する暮らしづくりはいかがでしょうか。