無垢の床材は非常に良いです。
硬い木、柔らかい木、白っぽい木、赤みがかった木、黒っぽい木
節がある木、木目がはっきり出ている木、濃淡がある木。。。
木によってさまざまな表情と特徴を持っています。
また木は生き物ですので同じ樹種でも全く同じものは2つとありません。
そこが床材として全面に張られたときに空間の印象を決める大きな要素になってくれます。
たくさんある樹種の中から自分たちがどの木と出会うかが家づくりをするうえで重要なことかなと思います。
例えばオーク(ナラ)
硬くて木目がはっきりした木です。
家具にも多く使用されており人気の高い木になります。
新潟市天野モデル、長岡市希望ヶ丘モデルともにこの木を床材に使用しております。
オークに似た色味でクリがあります。
クリは色味はオークに似ていますが木目がはっきりしているのが特徴です。
時間がたつとともに焼けてきて濃い色になっていくそうです。
少し特徴的な木目をしているのがメープルです。
メープルシロップで有名なメープル。日本名はカエデです。
全体的に薄めの色をしていますがところどころ赤っぽいところがあったり黒っぽい木目が現れたりするのが特徴です。
すごく個性の強い木はアカシアです。
同じ丸太の中でも内側と外側で色味が全く違う木になります。
濃淡と木目がはっきり出ていますので好みは分かれるかなと思います。
産地によって木目や材質が全く異なるのも特徴です。
濃い木の王道はウォールナット
世界三大銘木の一つで高級家具として愛されています。
木目の美しさや深みのある色味は他には代えられない良さがあります。
今まで紹介してきたのは堅木。
硬くとも無垢ならではの踏み心地の良さを感じていただけると思います。
最後にご紹介するのは針葉樹の杉です。
杉は柔らかく加工性に優れており、床暖房をしているみたいに暖かいのが特徴です。
木の中に空気を多く含んでおりますので暖かく柔らかくとても心地よい床材です。
柔らかいがゆえに傷はどうしてもつきやすいですが、お子様にも安心な床材です。
和テイストにしたいなら杉はおすすめです。
皆さんも家づくりの際は自分たちの良きパートナーを見つけてみてはいかがでしょうか。
長岡店設計 阿部龍之介