これまた1ヶ月ほど前に今度は江南区でお引渡しがありました。
山登りが趣味のご主人様。
2階に大きなバルコニーを設けてそこでお酒を飲みたいというご要望。
敷地は北の方角、特に北西の方角が景色最高。
そこにバルコニーを配置することをまず決めてプランしました。
4.5帖の広さを取りましたがここでテントを張って寝るとのことなので
これくらい広さがあってよかったなーと思いました。
LDKは光と風がうまく抜けるように計画しました。
リビングの壁はケイミューのSOLIDOを採用しました。
リビングに入った瞬間にまず目に入るこの壁は空間を印象づけています。
天井の羽目板はラワンの無垢材。
空間全体をシックに仕上げたいとのことから家具をラワンで仕上げるイメージで考えていましたが
それに合う羽目板はなにかと探していたときに出会ったこの材料。
通常ラワンはベニヤにして下地に使うような材料なので無垢は貴重です。
昔はよく無垢も使われていましたが今は数も少なく高価な材料になっています。
シックな空間の床に屋久杉の床を採用することで空間全体に迫力が出たかなと思っています。
素材感を活かした空間がいい出来上がりそれに合わせる照明が
また良い存在感を放っています。(私は選んでいませんが。。。)
家具はこの空間とこの家族にあったものと考えご提案しましたが
すべてを受け入れていただき阿部さんのイメージで作ってください
と言われた瞬間は嬉しさ半分プレッシャー半分だったりします。
それでもできた家具はデザイン性、機能性に優れたいい家具になりました。
今度物干しを付けに行きます。
その時はまたゆっくり話ができたらなあと思います。
設計部 阿部龍之介